トリコロール本店 / 店長 野崎 保奈美
お客様との繋がりを
大切にするために、
伝統の味を受け継いでいく。
銀座五丁目のあづま通りに、古き良き喫茶店の趣をそのままに残した名店「トリコロール 本店」がある。創業は1936年、初代の店舗は資料ともども東京大空襲で焼けてしまい詳細は不明とのことだが、現在の店舗が3代目だ。
店長の野崎保奈美さんは「これまでトリコロールを作ってきた歴代のスタッフ全てが、クラフトマンシップそのものだと感じています」と話してくれた。
初代店主の柴田文次氏が、コーヒーの普及を目的に銀座に店を開いたのがこの店の始まり。それから長い時を経て、今もトリコロールの味は、常連に愛され続けている。
野崎さん自身が「初めて飲んだときは、そのおいしさに衝撃を受けた」というトリコロールのコーヒーは、バランスの良い味わいが特徴だ。「ネルのフィルターを使いハンドドリップで一杯ずつ丁寧に淹れています。看板商品は、昭和30年代の味を再現した“アンティークブレンド”。このブレンドに一番合った入れ方を代々受け継いでいます」
そんな味わいに惹かれ、このトリコロール本店で働くことを夢見て会社に入社したという野崎さん。今は毎日店頭に立ち、コーヒーを淹れながらお客様を迎えている。
「弊社の行動指針に『商売とは、満足を買って頂くことである』という言葉がある通り、私たちはお客様との繋がりをすごく大切にしています。そのためにも一杯一杯の、昔から変わらない味を守っているんです。おいしいコーヒーを入れるポイントは技術的には色々あるけれど、なによりも心を込めること。お客様から『美味しかった』『また来たい』という言葉をいただけたときには、この仕事をやっていて良かったと心から思います」
憧れの店で働く野崎さんに、この街の魅力について尋ねてみた。
「銀座は、新しく出来るものと昔からずっと続いてきた古いものが共存する街。店や人同士の繋がりも深いので、カナダグース銀座店の皆さま、これからよろしくお願いいたします」
トリコロール本店
住所:東京都中央区銀座5-9-17
TEL:03-3571-1811
野崎 保奈美
トリコロール本店店長。2015年に、株式会社トリコロールに入社。3年前から同役職に付く。
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