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銀座もとじ / 創業者・二代目

銀座もとじ / 創業者・二代目 泉二 弘明 / 泉二 啓太

美を追求して技術を継承する
伝統技術のクラフトマンシップを
伝える役目。

1979年に創業し、現在は銀座三原通りに2軒のお店を構える呉服店「銀座もとじ」。2000年に女性の織物専門店「和織」、2002年には当時の着物業界では初となる男性の着物専門店「男のきもの」を開店し、一躍注目を集めた。また、オリジナル商品の制作に注力しているのも特徴だ。

2022年に初代・泉二弘明さんの想いを引き継ぎ、「銀座もとじ」2代目店主に就任した啓太さんは「銀座は、新旧が出会う街」と語る。

「江戸から職人の街として栄えてきた銀座ですが、伝統を残しつつ老舗も多い中で、新しいブランドが次々と参入していますね。日本中を探しても、こんな場所は中々ないのではないでしょうか」

北は北海道、南は沖縄まで。日本全国の着物産地を実際に訪れ、お客様にものづくりの背景を伝える泉二さんは、まさに「伝える職人」だ。

「僕たちの仕事は職人がいないと成り立たない。自分達が体感したクラフトマンシップを、自分の言葉でお客様に伝えることを大切にしていますね。僕がこの道に入って一番感動したのが、群馬県の型染め職人・藍田正雄さんがおっしゃった『金は錆びない』という言葉。藍田さんは江戸小紋という染色技術の第一人者として、後継者育成に尽力した人です。『本物の仕事をしていれば、必ず誰かが認めてくれる』と。そうした揺るぎない信条が、クラフトマンシップだと思います」

「銀座もとじ」は雄だけの蚕から紡ぐ純国産のオリジナル商品「プラチナボーイ」を2007年にプロデュース。「顔の見えるものづくり」を追求すべく、トレーサビリティを導入している。

「カナダグースのダウンもトレーサビリティを導入して、責任あるダウン基準(RDS)を満たしているんですよね。素材の本質を追求し、妥協しない姿勢は共感する部分がたくさんあり、知れば知るほどクラフトマンシップを感じます。また、銀座のお客様は『本物を見抜く力』が抜群。だからこそ僕たちも、職人それぞれのクラフトマンシップをしっかりとお伝えして、お客様に満足してもらえるように日々精進しています」

銀座もとじ

住所:東京都中央区銀座4-8-12
TEL:03-3538-7878

泉二 啓太

「銀座もとじ」2代目店主。高校卒業後に渡英しファッションを学び、帰国後にもとじへ入社。2022年から代表取締役社長を務める。

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銀座もとじ / 創業者・二代目

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