理容米倉銀座本店 / 店長 大嶋 昭格
心地良い施術と
軽やかな世間話で
身も心も満たされる理髪店
1918年より理髪店として銀座の紳士に慕われてきた「理容米倉銀座本店」。老舗のショッピングセンターである「銀座ファイブ」の2階にあるこの店が本店だ。店長であり唯一の理容師である大嶋昭格さんに、多くの人々を施術する上で大切にしてきたことを伺った。
「『理容米倉』は102年の歴史を持っています。私が入社した頃には、理髪店は中央区だけでも200軒程ありましたが、今はもう70軒程に減ってしまいました。だからこそ、私は理容師としての技術を大切にしています。理容師の仕事のうち、頭を刈り込む以外のシャンプーや顔剃りなどは、実はお客様自身でも出来ること。家で出来ることをわざわざここで提供するからには、自分ではできない気持ち良さを提供したいと思って施術をしています」
身だしなみを整えることを目的とする理髪店だからこそ、一つひとつの施術にきめ細やかな心遣いをしているという大嶋さん。そんな彼は、技術面だけではなくお客様とのコミュニケーションも重視している。
「この店は、普通の理髪店より料金が高いので、お客様が足を踏み入れたら帰るまでに絶対に満足してもらいたいんです。気持ちも機嫌も良くなって『また来よう』と思って欲しいんですよね。だから、お客様からの意見にしっかり耳を傾けるようにしています。この店や私のための言葉は、本当に有難いですからね」
お客様の多くは常連であり、他愛のない世間話をたのしみに店を訪れる人も多い。大嶋さんは「クラフトマンシップとは、熟練の技だけではなく人間力」だと教えてくれた。
「常連さんの中には『理容米倉に来れば色々な情報が得られる』と言ってくれる人もいます。それも一つのサービスだと思うんですよね。美味しいラーメン屋や新しくできた店など、聞かれたことには何でも答えられるようにしています。私自身が知りたがりだから、時にはお客様から情報をいただくこともあります。そういう付加価値が、案外大切だったりするんですよ」
理容米倉銀座本店
住所:東京都中央区銀座 5-1先 ギンザファイブ 2F
TEL:03-3571-1538
大嶋 昭格
理髪師の兄の影響を受けて同じ道へ。入社以来51年に渡り、「理容米倉銀座本店」で数多くのお客様の施術を担当してきた。
バー・ルパン / バーテンダー
開 幾夫
銀座百点 / 編集長
田辺 夕子
銀座もとじ / 創業者・二代目
泉二 弘明 / 泉二 啓太
トリコロール本店 / 店長
野崎 保奈美
森岡書店 / 店主
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中村活字 / 店主
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ペコラ銀座 / 代表
佐藤 英明
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歌舞伎座 / 歌舞伎役者
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ザ ロイヤルパーク キャンバス 銀座8 / 総支配人
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カナダグース銀座店
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